母親の再婚【子供からみた相手の男性との法的ポイント】

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■子供からの視点で知っておく、母親の再婚と苗字の関係

子供からの視点で「母親の再婚」について知っておきたい法的ポイントを紹介します。

母親が再婚した場合で、子供がある程度大きかったら、まず、苗字を変えるか変えないかを
選べばいいと思います。

このとき、母親が再婚の相手男性の苗字を名乗る場合、
その再婚相手と子供が養子縁組をする場合は、絶対に苗字が変わることになります。
(※養子縁組とは法的に「その人の子供」になること。)

なので、母親の再婚によっても苗字を変えたくない場合は、
養子縁組はできないことは理解する必要があります。

もっとも、養子縁組というのはいつでも可能であって、例えば
子供が35歳になってから、母親の再婚の相手男性と養子縁組をするでもいいのです。
もちろん、その時に結婚して苗字が変わっていたら、養子縁組によって苗字がまた変わることはありませんし。

だから、その母親の子供が苗字について悩んだら、
とりあえず苗字を変える変えないの選択ができるんだということを覚えておけばいいですね。


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■母親の再婚相手の男性と子供の法的関係はどうなるか?

母親の再婚によって、その相手男性と子供の法的関係はどうなるのかをここでは解説したいと思います。

母親の再婚によっても、子供は当然にその男性の「子供」となるわけではありません。

上記の苗字の所とも関連してくるのですけど、
養子縁組をしない限り、法的にはその男性の「子供」とはならないのです。

よって、母親が再婚したとして、養子縁組をしなかった場合、
相手男性には、その子供を扶養する義務もありませんし、
男性が亡くなっても、その遺産が、その子供に相続されることもありません。
もっとも、親子ではないので、その子供にはその男性を扶養する義務はないことになります。

逆に母親の再婚の相手と養子縁組をした場合は、
その相手には子供を扶養する義務も、子供への相続権も発生することになります。

こういった法的性質を知ったうえで、子供は上記の苗字の選択を行う必要があります。
(子供が大きい場合ですけど)

再婚する母親、その相手男性、そして子供。
この3者はこの法的ポイントを理解したうえで、養子縁組をするしないの選択をすべきと考えます。


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■子供さんが母親の再婚に反対している場合

子供さんが母親の再婚に反対している場合、
実際のところ、その子供さんの人格や性格に合わせて、
根気強く話し合いをする必要があるかと思います。

もちろん、再婚相手の男性も、その子供のことを理解して、共感のポイントを増やしていく努力が必要だろうと思います。

正直これは心の問題であり、法的にどうこういえることではないと思います。

しかし、ヒントとしては、その子供の声を聞くことが大事かと思います。

子供が何を嫌って反対しているのか。
子供が何を欲しているのか。

これらを真摯に聴いて、解決策を模索していけばいいのかなと思います。

母親の再婚は母親だけのものではありません。

再婚相手の男性、そして子供さん。

この3者が幸せになれるような再婚がいいと思いますね。


あ、それと母親の再婚に関連して大事なことを一つ。

母親と実の父親が離婚したとしても、子供からみたら、父親は父親です。
これは母親の再婚相手の男性と養子縁組してもしなくてもです。

なので、実の父親が亡くなったら子供への相続が発生します。
そして、実の父親が借金持ちだったら、要注意です。

借金も相続財産に含まれますので、子供さんは十分に注意してください。
借金しかないようだったら、相続放棄をしましょう。

母親の再婚に関連してこれは覚えておいてくださいね。


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